物件選びのポイントは数多ありますけど、そのうちの1つ、「普通に考える」と言う事。
私は経済学者でもありませんし、特に一般市民の中でも秀でた経済学的知見がある訳でもありません。
ただ、学生時代にマクロ経済と言う学問を少しかじった程度の者ですが、その少しかじった上での所感は、「経済は物理であり、経済物理に沿って消費も市場も物価も挙動する」でございました。
経済は物理。。。
どういう事かと言うと、「水は何をやっても低いところを流れる」が如く、堤防を作ろうが治水を頑張ろうが、結局コトあれば水は決壊しゼロメートル地帯を水に漬けるがごとく、水の物理は流れやすい低いところを目指すと言う意味です。
物理に抗った姿と言うのは、経済的メリットを追求する市場でなかなか起こりえません。
得するより損する方に水が流れることはありません。
それを世界中のインテリジェンスが見守る中で、知見と思考の塊の中で挙動される訳ですから、プレーヤーが多い市場ほど、「掘り出し物」「リスクリターンから見た外れ値」モノは生まれにくくなり、収斂された市況になります。
昔から「不動産に掘り出し物はない」と良く言われますが、一般的にはホントにその通りです。
だけど、困ったことに。。。掘り出し物はあったりするから惑わされちゃうんですが。
要は国内国外不動産界隈に居る、所謂「化け物」が成してる獲物を、ワタクシ如き副業どころか趣味で不動産触ってる凡人が得られるかと思うと、「そんなワケはない」と普通に考えて「不動産に掘り出し物は無い」と認識して良いと思ってます。
では、一般に言う経済物理に則さない不動産投資って何でしょうか。
・あり得ない好条件で、そんな好条件な利益を他者に提供するくらいなら自分で全部やればいいのに
・素晴らしい物件と言う割に、なんでもう半年以上売っててまだ売れ残ってるの?竣工して半年経ってもなんでまだ売ってるの?
・何だろうととりあえず目の前のモノが売れさえすれば儲かる人が説明している賃貸利回り、賃貸予測、キャピタル予測は経済物理でバイアス帯びずに発信してるんだろうか。
・うちの会社、開発デペロッパは立派です!凄いです!だけどこの程度のプロジェクトのイニシャルなお金は無いので出資してください!
etc
いやぁ、不動産、特に海外不動産に関しては、上記の話は山ほどありますよね。 あの国この国にその手の話は多いよね あの業者さんはそんなのばっか拾って来るよね
etc
少年期、人は普通に考えて普通に行動します。
何も複雑に考えたり裏読みしたりもせず、普通に感覚して普通に判断します。
だから、逆に上記のような「敬愛物理に則さない物件」をかぎ分けるのは、小学生や中学生の方が素直にかぎ分けたりします。
例えばうちの末娘の不思議ちゃん。
勉強はからっきしで、いつも宇宙人のような不思議な事を言っている子ですが、多分兄弟中一番、世に数多あるひっかけ話に引っかからないタイプです。
ボソッと「そんなんだったら人に言わずに自分でやれば良いと思うんだよねぇ」と空気読まずに相手に言ってしまうタイプです。 だからまぁ、不思議ちゃんなんですが。
だから多分、我が家の不思議ちゃんは川の水面より低い地盤に物件を買いません。
道路よりor四方より低い宅地に家を建てません。
過去1000年内に津波のあった場所に、家を建てません。
なんも難しい事考えずにシンプルにそうするような子です。
勉強はからっきしなので、投資効率や利益を複雑な計算しないし出来ないので。
リスクコミュニケートすれば、写真のような城東あるあるな景色の地でもアリで、僕は応分に安ければ買いますけどね💦
ノーリスクなんてこの世には無いんで。
海外不動産
国内不動産の選択肢、国内株や金融商品の選択肢の比じゃなく、それこそ世界中の不動産で何をチョイスするというのは、幾万と選択肢があります。
要はそこを間違えなければ勝つことは容易で、なぜひたすら負け続ける人が出てくるのか理解できませんでした。
でも、うまく行かない人と話していて気が付いたことがあるんです。 「普通に考える」事をしない人の比率が高いんです。
もう少しFITした例えで言うと、「違和感を感じて封印しない」人が多いんです。
普通に考えたら、違和感感じたら忌避して違和感のない普通の話をベースに考えるモノなので。。。普通に考えたら。
幾万と選択肢があるなかで、なぜ違和感のある普通じゃない話を拾ってしまうのか。
そういう人がうまく行かない人を構成しているクラスタに多いなぁと気が付いた次第です。
次号、「普通に考えたらこの国に伸びしろ感じます?」に続きます
By soyano
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