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執筆者の写真征矢野清志

ASEAN不動産の「人民元バブル」を詳しく説明No.2


これが私がしつこく述べて来た、「人民元バブル」の解説図です。


表題ではASEANと記しましたが、正確にはピンポイントで過日のカンボジアと、ちょっと前のフォリピンです。


図に関して詳しく説明します。 先ず左から見て行きましょう。

オンラインカジノA社 これは中国に会社があり、一般の中国人は人民元でゲームに参加します。 実際カジノに興じている人も居るかもしれません。 で、勝ったり増えたりしたお金は、人民元でもらう事も出来ます。 だけど、カジノ会社に預けることも、出来ます。


さて、右側。

これはフィリピンのオンラインカジノA社のフィリピン支店です。

ここに観光で遊びに行って遊ぶ事も出来ますし、「現地通貨でお金を降ろす」事も出来ます。

ん????

銀行もSwift通さずに、何故か換金できちゃってませんか?

めちゃくちゃ厳しい人民元の外貨両替なのに。


そしてそのお金は現地に落ちます。

現地の土地を買ってバンバンビル建てて中華街作って。

関係者の中国人でも消費は旺盛で経済的に爆上がりします。

そう、2014年くらいから鬼の変貌を遂げたシアヌークビルがソレです。


既にカンボジアはこのバブル終えて、シアヌークビルあたりのバブル清算に入っています。

カンボジアはどうだろ?2013-2018くらいまでの間これで、2018年にフンセン首相がオンラインカジノに対しネガティブな政策を打つ懸念が出てきました。そして2019だったっけな?その法律は施行されたみたいです。


雪崩を打つようにオンラインカジノはフィリピンを目指した。

カンボジアは狂乱した不動産(特にシアヌークビル)を清算している最中です。 https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/8ff21c1bf1d6afe78d88bcb12900dbe3

しかしフィリピンでも、中国政府から禁止措置を取るように圧力がかかり始めました。当初は経済恩恵に目をつぶったのか賄賂でもあったのか無視していたドゥテルテ大統領でしたが、結局は同じようにオンラインカジノは禁止され閉ざされ始めています。 下記は2022年9月、ロイターの記事です。 https://jp.reuters.com/article/philippines-china-gambling-idJPKBN2QS002

さて。 2016~2019年までは確かにフィリピン不動産価格は中古も含め続伸していました。 現在は、その頃企画された物件と価格のプレビルドが走っています。

もう、人民元バブルは終えようとしているのに。。。です。


私が、

・フィリピンの不動産は人民元バブルだった

・プレビルドの価格は実態以上で高すぎる

・私はその景色をカンボジアで見たんだってば

と言ってきたその理由は、本ブログのNo.1-2で記したこれが全てです。


シアヌークビルを、見てください。


今、プレビルドの竣工を待っている方 今、プレビルドを買おうとしている方

フィリピンの人口動態を見る限り、何れは上向くと私も思います。 でも、それは順当な産業も無いフィリピンではまだまだ先です。

それどころか一回調整か寝落ち期間を挟むかもしれません。

もしそうなったら、無い筈貯金の余裕ある資金で夢を買ったつもりで、過ごしてみるのも一考です。


私が2012から所有するマカティ物件、もちろん売らないで長く持ってるつもりです。


フィリピンの夢は十分にあります。

ただ、どうせ今から買うなら、他国にも目を配ってみてください。


By soyano

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