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アメリカ不動産 ポケットリスティング

先日、とあるセミナーの質疑応答コーナーで、「ポケットリスティングリスト、どのくらいお持ちですか?」と質問していた人がいました。 オンラインだったので、どんな方か存じませんが。 ポケットリスティング (Pocket listing) 訳すと、非公開物件になりますでしょうか。

通常日本ですとレインズ、アメリカだとMLS(Multiple Listing System)に登録されて市場ん公開されます。 ですが、日本でもアメリカでも完全な相対取引で非公開売買される事は頻繁にあります。


日本国内でもアマチュア投資家の方で顔が広い方ですと、「レインズ物件?興味ないわ」みたいな事をいう人居ます。 そのアメリカ版な方でしょうか。

その質問者の方が本当にアメリカ不動産をアメリカ人以上に知見があり勝手がわかるなら、流石の視点でこのブログを読む必要はありません。


ただ、容易にこの考え方を「カッコいいから」などと真似ることはワタクシ、勧めません。。。


日本ですら、相対のクローズマーケットで「レインズにその値段で出しても、3か月後値下げすんじゃね?」という間抜けな三為プライスをよく見ます。 アホかって。 また下手したら、競売の落札価格が「おいおい、レインズにもう少し好条件の物件、いくつもあるぞ」という値段で競り落とされてる例もあります。 もっと言うと、原野取引とか権利関係が複雑だったり、抵当に問題が有ったり、そもそも架空の地面師取引もオフマーケットで売買ですよね。。

要は、市場で多くの人の目に触れず、評価を経てないものがオフマーケットにはあるワケで、そんなもん、本当にアメリカ不動産に地元民並みに長けている人じゃないと見抜けるか怪しいんだけど。 ましてやほら、良い話だったら海を渡って、時間も手間もかかる日本人にその情報廻ってきます? 良い物件なら、勝手がわかるローカルやプロで簡単に話が廻り、僕らに廻って来ると思いますか?


セミナーで、初対面のエージェントや業者さんにポケットリスティングの話を出すのは本当に長けてる人だけにしてもらって、一般の日本人アマチュア投資家は評価市場に並んでいる、即ちMLS物件を普通に買った方が良いと思うんですよ。


どんなに勉強してても、どんなに日本で大きな大家さんでも、アメリカの知らん街の事は情弱でアメリカの初心者以下なんです。 ポケットには確かにチャンスが多くあると思うのですが、情弱であると認識するのであれば、中古のMLS物件が安心だと思うのです。


「アメリカで掘り出し物物件を買うんだ!」 アメリカの不動産プレーヤー、日本人の情弱にそのタマくれるほど間抜けかなぁ。。。

「ポケットリスティング、いくつ抱えてます?」 カッコいい質問だけど、容易にまねるとコレ怖いなぁと不安を覚えた質問でした。



By soyano

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