そもそも論で。。。
「このくらい儲かったら、ホテル居室の区分オーナーにはこれだけの還元をします」
と、見ず知らずの東南アジアの人、いやこれが先進国の韓国でも良いです。
そう説明されて、そうなんだと納得し、数千万払いこむ人が居ます。
その約束、本当にあなたの意図通りの解釈で履行されるんでしょうか。
日本で、一部上場企業だったレオパレスがあのザマ。
かぼちゃの馬車があのザマ。 東南アジアや韓国のホテル出資、大丈夫ですか?
人は儲かれば、欲が出ます。
最初は「フィリピンで飲食店やればこんなに儲かる」と言われて仮に実際うまく行っても、配当払うときにフィリピン人はなんか惜しくなりませんかね?
そうなれば、アレも利益前の経費、コレも利益前経費、なんなら売り上げちょろまかして過少申告しちゃえ。。。とならないと思いますか?
ホテルコンドもそうです。
稼働率、正直に申告すると思いますか?
利益削る経費理由作って、配当をなんとか減らそうと思い始めませんか?
「なんだったらコロナのせいにしてしまえ」
そんな事を言う事業者だって世の中には居るかもしれません。
儲かってなければ儲かってない、あなたは収益性無いビジネスに投資しただけで、あなたの見立てが悪かっただけ。詐欺でもなんでもない。
そう、主催者は言ってくるでしょう。
儲かったら、素直に配当出しますかね。
普通。
私が飲食店オーナーをやらない理由の1つに、「売り上げが追えない」と言うのがあります。 私、大学生のころ喫茶店でバイトしてましたが、自分の時間帯のレジ、合わなきゃ伝票適当に捨てちゃってましたもん。
なんも困らんです、レジの現金に合わせてアイスコーヒーの売り上げ伝票捨てちゃうだけです。
バイト仲間には、それで副収入作ってた奴も居ましたね。
やんないです、自分が店に出ない飲食店。
一回出資してしまえば、究極のまな板の上の鯉です。
もう、煮るなり焼くなり主産者の一存でしかありません。
開き直りも簡単です。 事業失敗は詐欺でもなんでもなく、よくある普通の失敗なので、投下資本溶けたけど何?って。
ここでフィリピンの例を
販売時の説明
フィリピンのリゾート島 ホテル区分
街が一望できる希少性の高い立地。バリ風デザイン・全66室のプライベート空間。日本企業が企画から行うハイクオリティのコンドミニアムホテル。
【建物】鉄筋コンクリート造9階建
【建物タイプ】コンドミニアムホテル/66戸
【価格】850万円前後
【工期】2015年第二四半期・竣工予定/2015年6月・引渡予定
●収益
島市内ホテルの平均稼働率は70%と安定
空室リスクの心配がない安心財産管理
ホテル運営売上の約35%をオーナーへ収益分配
諸経費を差し引いて還元するので手間な し
5年間の想定利回り
※下記に示す数値は、1PHP=2.3円で計算しています
結果
現在休業していて再開の目途も無しです
要は、ゼロリターン中です。
稼働中、45%くらいの稼働で、リターンは月額12000円程度だったそうです。 なんだろ、900万弱で買った物件のリターンがホテルで年144,000円収入、結局あぁだこうだ言って年利1.7%でしかリターンさせない、最後は破綻。
因みに販売会社のHPは、事務所引っ越し中に付き何故かwebHPも閉じてます
これが「ホテル区分出資」の多くの現実かなぁという気がします
私的には「あるあるな景色」意外の何物でもないのですが。
全てが全てではないので、「ダイヤの原石を探すゲーム」と考えて当たれば、これ結構面白いですけど。
実際私、SIBJフィナンシャルのモンゴル区分オフィスで、10%保障物件を買ってますので。
あ、それでも次回このシリーズで、「フィリピン/カンボジア/英国 学生寮出資は良いんだけどデペや事業者が平気で転ける例」とか、やりますかね。社会的意義ある良い見本になれるように走り切れ!って応援してたんだけどなぁ。。。
By soyano
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