前回からかなり間が空いてしまったのだが、いろいろな海外不動産失敗相談を受けてきたなかで結論として一番多いのはこれです。
I wanna be adored.
知ってる人はみんな知ってるThe Stone Rosesのヒット曲
和訳すると 俺は崇拝されたい。
失敗談で一番たちが悪く、対応が難しいのは、セミナーの講師に心酔していた場合だ。本来皆さんがお客なのだが、この場合は講師が教祖様と化している。皆さんからお金をもらってメチャクチャなこと言って、崇拝されるのを目的としている。セミナーよりどこぞの新興宗教の説教に近い。
散々信じて来た挙げ句の果てにようやく教祖様が間違ってたと気付くだが、信じていたから必要な書類やエビデンスが少ないし、言ってることが理論的ではないので一つ一つ時間をかけながら順を追って整理する必要がある。。
私が聴いてきた中だと大層な信念がある教祖様が、実はその信念とは真逆のことをやって私腹を肥やしていたというのが殆どだった。大層な信念は実現は難しいが、実現不可能な信念には魅力があり、人を引き寄せる。結果論で言うと詐欺師と成功者は紙一重なところもあるが、成功者には少なくとも信念を貫く気概がある。
自分の口から出た言葉を守れない場合は騙したということで詐欺と言われても仕方がない。私の周りでも成功者と評される人たちは基本的には無茶苦茶なことは言わないし、もし無茶苦茶な事を言ってしまったらそのことを後悔しながら必死で責任をとるか、謝って許してもらう。
でも教祖様は謝ると死んでしまう病気にかかっているので非を認めて謝ることはないし、そもそも自分の言ったことに責任をもつ気がない。
もしセミナーに行ったら世の中には自称プロとか、自分を信じろとか、過ちを認められないとか、言っていることが論理的じゃないとか言う人がわんさいて、その人達が皆さんの眼の前で喋っていると疑うぐらいで丁度いいかもしれない。
人間は見たいものを予測して見る習性があると言われている。教祖様が真っ直ぐな目をして1+1=3と言われると1+1=3だと思ってしまう。不動産セミナーも投資セミナーも宗教ではない。講師が話すことはありがたい説教でもない。心酔する前に自分の頭を使って考えて自分の納得行く結論を出して欲しい。
信じるものは救われる。とよく言うが信じて足をすくわれるだけだったりする。
櫻澤
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