海外不動産には、プロと呼ばれている人が居ます。
売るプロも居ればプレーヤーのプロも居ます。
アドバイスのプロも居ます。
私達一般投資家に寄り添ってくれる人で言えば、例えば、 アジア太平洋大家の会の鈴木学さん ARICの田中圭介
その他、講師系の人は自称プロが多いので割愛。
業者さんなんかプロ多数です。
売るのもプロならプレイのプロも名前出したらキリがないので居ます。
だけど、そんなプロもローカルや現地に住む邦人さんんは全く歯が立ちません。 要は、現地の副業の不動産アマチュアの投資家にすら全く歯が立ちません。
プロが用いる難しい理論で計算してないです。 プロが用いる世界経済の趨勢で思考してないです。
ただただ、良く知る街の動態と相場と、流れる物件情報の多さで完全に勝負はついてしまっています。
プロと言っても結局は、生活してない街の事は情弱者なんです。
ましてや私らアマチュアなど、歯が立つわけがありません。
地方出身者の方、思い返してみてください。
国内の地方収益不動産が人気だったりした事もあります(今もですか?)が、自分の地元のあのマンション、あのビルが仮に売りに出てたと考えてください。 需要、相場、賃料、将来性、全て想像がつきますよね。
結局、東京で有名な投資家さんですら、地方に出ればある種の情報弱者なんです。
アメリカで言えば、 シカゴ近郊で野村さんの知見に叶う訳がない。 https://www.facebook.com/steve.nomura.9
ダラス近郊で浅野ヨシさんの知見に叶う訳は無い。
いくら勉強したり、頻繁に通おうとも、絶対追いつけるわけがない。 だったら、彼らがやるプロジェクトに乗っかる(出資参加する)方が投資利益は高そうです。
それを不動産投資と言うかどうかは別として。
私の例を記します。
海外不動産アマチュア投資家の会に、NY在住の城さんと言う人が居ました。
この人はSEの傍ら、趣味で不動産投資しているNYに30年近く住む日本人です。
その人が、ずっと執念深く追っていた競売物件があったんです。 最初に彼の投稿を見たのがコロナ前の2019年末頃だろうか。
ドイツ銀行の債権保証への懸念が記されてる。懐かしい。。。 https://www.facebook.com/groups/1666188680358279/posts/2345652812411859/
彼はロングアイランドのヘンプステッドのある物件を、パフォーマンス考えたら不当に安く入手できる物件だと見定めて、入札に参加。 たしか、32万USDだか34万USDで落とそうとしていたと思ったが、結局は流れ。
気になっていた物件だが一回諦めた。
しかし、その後半年ほどで、再び彼の前にその物件が現れた。
コロナで市場も弱気、競売掛けてる銀行も弱気。
彼は、「この物件は異常に過小評価だ」と地元のアマチュア不動産投資家として確信した。
そして、アマチュア会グループに、「だれか共同で買いませんか?」と投稿した。
直後私が、「それ、城さんがずっと追いかけてた物件ですよね?良いですよ、私参加します」と呼応。1か月後には総額36万USDで決済しその1/3の出資と権利を得る。(LLC出資)
結果は大正解で、36万USDで購入後、1年でzillow推定価格70万USD付近まで跳ね上がり、現在の賃貸利回りはグロス15%です。 ただしNYは固定資産税高いのでネットで10%切るってところか。 まぁ、鬼キャピタルなのでドンマイ。
2022夏 征矢野家と城さん
何故私が城さんの「出資しませんか」にすぐに反応したかと言うと、同じアマチュア投資家として、地元物件への強さと、固執の意味合いが解ったからです。
私も、地元船橋、特に船橋南部の物件なら買い得か否か、過小評価か否かは、即判断が付きます。
どんなに「俺は海外不動産のプロだ」と言うプロも、「私は多少詳しいです」と言うアマチュア(私)も、全くもって情弱で現地のアマチュアには到底かないません。
それが、不動産投資の醍醐味だし面白味だと思いませんか?
そう、あなたも、アドバンテージを持っているので。
持ってるアドバンテージは生かさないでどうするんでしょう。
地元不動産を深く掘るのも然り
海外に居る知人友人縁者の知や情報を活用しまくり準ローカルの様な挙動を取るのも然り
勝負は勝てる場でやる。
そのアドバンテージが無い場でプレイする時は、せめて上げ相場に乗っかる攻めてない普通の物件を買う。
強者には強者の戦い方、弱者には弱者の戦い方。
プロにはプロの戦い方、素人には素人の戦い方。
せめて自分は弱者だと認識して戦場に立つ事が、負けないコツになります。
by soyano
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